左前から、枕のマックス、(後ろ)案山子のキング、道化師サクノキ、「あの子」胴串人形、人形遣い長井望美、子鬼のハリー。
スタッフチームも集合!左後列から 動画撮影:御所園翔太さん、舞台監督:大刀佑介さん、音響操作:森仁美ちゃん、音響プラン:大島亮さん、照明:大屋惠一さん、照明仕込み手伝い:おっちーさん、(真ん中)協力出演:国井美和子さん、制作:キヨちゃん
写真撮影:紀あさ さん
みなさまのおかげさまを持ちまして、Cor Glass Fools!『花の降る日』@APOCシアター6月30日(金)~7月2日(日)、は無事に全公演を終了いたしました!
ご来場くださったみなさま、お力添えくださったみなさま、ご声援くださったみなさまに、心より御礼申し上げます。
ブログに纏まったなにかを書かねば~、と思っていたのですが、一週間経って、なにかまっとうな振り返りができるかな…、と頭の中を覗いてみても、なんやまだ、形にならない温かい霧のようなものがもやもやとして、言葉にするのが困難です。
あるできごとを振り返るには、百年くらい経たないと何もわからないのではないだろうか。。
舞台の作・演出・美術という役割は、チームみなで作る「夢マボロシ」の、いわば「発起人」です。
はじまりは一人でい描く「夢マボロシ」の種は、時間の経過とともに仲間たちに共有され、
あぁ、この人も、あの人も、いま、『「ぼく」とかいじゅうたちの世界』を信じているのだなぁ、そのために骨身惜しまず働いているのだなぁ、
とフッと気がつくと、嬉しくもおそろしく、どきどきと心臓が震えやみませんでした。
公演後、観劇してくださった方から、お子さんがハリーを気に入って、おうちで真似してY字バランスをしながら「シャー!!」とやっています、というメッセージをSNSでいただき、
スマートフォンを握ったまま嬉しくて暫く動けなくなりました。
稽古場での誰かのひとことで笑い転げたり、
さんざんお世話になった稽古最終日、稽古場から稽古場へ移動する車のタイヤがパンクしてしまったり、
自分があまりにだいそれたことをしているなぁ…?!とハタと我に返り怖くて眠れなくなったり、
思い描く力の足りなさ、具現化するわざの拙さに歯噛みして、自分の横っ面をおもいっきりひっぱたきたい夜があったり、
討論と膠着の末に発見したひとつの仕草にたまらなく幸せになったり、
まさしく心臓のアクロバット・サーカスの半年間でした。
創作の道ははてしがない!
なにかをするほどにたくさんの課題・反省点が浮かんできます。
それらをたどって、絡まりをほどきながらまた日々を再開します。
次にお会いするときには、もう一歩、歩を進めた私・私たちであれますように。
(オヤ、先の事を言うので、かいじゅうたちが笑いはじめましたよ…!)
ともあれ!
いま心臓いっぱいに満ちていて、できるだけの大声で世界に向かって叫びたいことは、、、
ほんとうに、ありがとうございました!!!!
どうぞ、またお逢いできますように!!!
楽日。出演チーム。影法師に襲われる「ぼく」?!
金沢美大の先輩で、尾道在住の作家の白水麻耶子さんが、東京個展の最終日に来て下さいました!
昔、ねむり鳥の美術をやってくださったことも…。「花の降る日」の絵。マックスとベッド船に、花が降り注いでいます!!
こちらは、小さなお客さまの作品!ベッドの上の「ぼく」と子鬼のハリーだそうです!
喜びは、花と涙と降り注ぐ。