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執筆者の写真nemuridorinagai

2018年ご挨拶と始動。


遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。

昨年はお世話になり、本当にありがとうございました。

本年も、何卒よろしくお願い申し上げます!!

さて、無事に年が明けました!!

年末年始は、実家のある神戸市で過ごしました。

幼い甥姪を輪っかの真ん中に一族郎党右往左往しつつ、、(・∀・)

フランス在住の妹も今年は年末年始に帰国しており、おかげさまで賑やかな日々でした。

須磨の海の散歩と、年明け3日の国立文楽劇場(大阪)初日夜公演を観て帰京するのがここ数年の恒例です。

●文楽話。

折角関西出身なので、帰郷の際に公演が掛かっていたら勉強しに行こう、と決めているのですが、確実に日程の合うのは正月三日の夜の部、年一回。

文楽初日「午前の部」は振る舞い酒などもあるせいか人気が高く、ここ数年は切符をとれた試しがありません…(;_;)

午前の部は踊りや名場面など、派手で見せ場のはっきりしているショートプログラムが多く、夜の部は戯曲ものをある程度の長さで観せ、義太夫を聴かせ人形の感情の機微を観せるものがプログラムされるようです。

古典作品という財産、劇場、公演回数、何十年をかけて追求することが公認されている遣いの方式、三業分業専念制度、専属スタッフさんの多さ、ユネスコ文化遺産……、人形劇を志す者にとっては、いろいろな点で垂涎ものの劇団です。

(じゅるじゅる…)

こんなにたくさん人形遣いを抱えている人形劇団は、日本でもここだけなんやないかしら。

(世界的にもかな??

 遣い手が人形の三倍いてはるわけですからね…。)

……というわけで、いろんなタイプの遣い手をいっぺんに観られるのも魅力のひとつ。

←なかなか滅多にない機会です。

綺麗な顔の人形の後ろに、おすまし顔のおじさまと烏賊頭の黒子たちがズラッと並ぶ様に、「人形劇って根本的に不思議なものやよなぁ」、という客観をあらためて抱きつつ、

人形美術とキャラクター、人形同士の絡みの美しさ、物語と人形の関係性、三業がバチッとあった時次元が歪むような空気、

やはり人形と物語りの魅力を深く追求してきた歴史をもってはるよなぁ、

チェッ、チェッ、と感心しながら帰路についたのでした。

近松門左衛門、初めて文楽を見た十代の頃はナンノコッチャだったのだけど、

歳をとって感情移入できる要素が増えたのか「義理と人情の板挟み」…、確かに名作なり!!

物語がねっとりドロドロとしていても、人形はどこかがすっごくシャープなんだよなぁ。

美術も遣いも…。

●今年の活動について

個人レーベル活動を主体にして、2年目に入りました!

みなさまのおかげさまで、1年目は場や機会、仲間やお客さまに恵まれ、兎に角ガムシャラにジタバタしていたらあっという間にすぎてしまいました。

幸い昨年蒔いた種から芽吹いた企画もあり、次回が見えない物もあり…。

「もしや、2年目って1年目より、気合をいれてかからなきゃあならないのではないかしらん…。」

と、年明けからひしひしと感じ始めました。

頭も足も腕も心臓も人形も、しっかりつかって次の一歩と歩みをすすめていけるように

がんばります。

今年の活動で、現時点でお知らせできるものは↓

3月1日~7日 ”Izmir Puppet Days"(トルコの人形劇フェス)に、 ”Tan-Ton!!"招聘決定

        (上演とWS)

初夏ごろ    新ユニットにて新作人形劇公演

        (素敵な面々が集結してくださいます!!お楽しみに!!)

また、詳しいことは決まり次第順次お知らせさせていただきます!!

2018年の上演依頼や人形の出演依頼など、ご希望がありましたら、随時ご相談くださいませ

m(_ _)m!!

どうぞ、今年もよろしくお願いいたします!!


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