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執筆者の写真nemuridorinagai

Izmir international puppet days ありがとうございました!!!


帰国からバッタリと2日間へばっていました。

明日から社会復帰!

トルコへの旅のことを纏めようと端末に打ちかけては消し、、まだまだ未消化なんですが。。

次のことが始まってしまうんで、

モヤモヤのままもおさまりわるいんで、ちょっと書き出してみようかな‥。

 上空から、izmir

晴れた日のIzmir

私の滞在中にトルコより空爆が行われ、シリアでは何人もの人が死んでいったということでしたが、I zmirはとても平和でした。

人形劇フェス、穏やかなまち、優しい人、天使のようなこどもたち。

夜の食卓は多国籍カンパニーが一緒に囲み、穏やかに談笑していました。

街が穏やかで 人が優しく こどもたちが天使のようでいられる ‥という状態を、どの国、どの民族のひとも保つことができるようであればいい、 誰もが願っていることであるはずなのに、なかなか実現しない

そうあることができるように 自分に何ができるのだろうか???

ホテルで咳き込みながら、PCでニュースを覗いてじっとり夜を過ごしました。

WSソーイングタイム。夢中です!

ワークショップには、おそらく二十代、十代?の若者たちが参加してくれました。

英語がわからない参加者が結構いらして、わたしのカタコト英語→アランさんの流暢英語→結局チンプンカンプン→トルコ語で議論‥?になったりしました😅

メニュー

1日目●人間の動きを知るワーク→人形遣い・人形って?→腕を使った五感と動きのワーク→人形制作

2日目●動きのワーク2→人形の五感と動きのワーク→人形×人間→人形×人形→人形のダンス ‥‥

一番面白いな、と思ったのが人形の五感。

結局参加者に人形遣いは1人もおらず、俳優や美術家が主でした。

身体性を人形に移すこと、その繊細さは、日本で実験をさせてもらった時の方がハッキリ具現していたのですが、「人形が音を聞いてなにかを感じる」ワークは、今回、トルコで外から見ていて、驚くほど人形の中に色々なものが生まれていることがわかりました。

結構みなさん、シャイでして😚、即興ダンスターンはグイグイくるタイプではなかったのですが、最後に輪になって踊ったとき、色んな動きや感性が踊りの輪の中からつぎつぎと産まれてきては伝染してゆくのを実感し、驚愕しワクワクしました。

あと、日本トルコ間で、同じ土台から作った人形のかしらの造形の違い‥。

華やか〜❗️❗️

おもしろい!!

この発想はなかった!

最後に全メンバーで一枚!!

後にパフォーマンスを観に来てくれた参加者のBurak さんが、「僕たちは美術家だけれど、あなたに遣うということを習ったから、いつか人形遣いをやってみるかもしれない」と言ってくれました。

!(◎_◎;) 講師って、責任重大やな!とちょいビビりつつ‥。

遣うことをやってみると、作ることも絶対良くなると思いますよ!

I zmirはフェスも12回目を迎え街に定着し、さまざまな国のさまざまなスタイルの作品が上演されているようですが、 I zmirの若者たちにも、ぜひ、自分たちの若い感性で、創作の翼をどんどん広げていって欲しいなぁ、と思いました!!

        湾の向こうで上演の帰り、フェリー!!アテンドスタッフのNazlicanさんと。

今回は街頭上演でしたので、色々なハプニング?にも遭遇しました。

街ぐるみで飼っている犬がアクティングエリアに侵入!

(彼らは人が集まっていても全く恐れる気配がない‥日中油断しきって街にゴロゴロしている姿は dog rock のよう。。)

途中で、誰かが巨大な骨(豚の背骨?)を犬に与え、舞台最前面でおいぬさまがバリバリとそれを齧り始め、タマゴドリはすっかり怯えてしまい、後にカカシが背広から登場するなりやっと腕が使える!と追い払ったりもしました。

街の人からすると、犬は人を脅かす存在でなかったんだろうなぁ、と後から振り返りましたが(日常風景の一部?)ファミリーのサイズ感からすると巨大な犬は恐怖😭対象でした‥。

最終日は、ヤンチャな子どものひと群れに開演前から囲まれましたー。

彼らはわたしのさまざまな準備体操をモノマネで群舞してくれ、「べつのやってべつのやって」とおねだり。

付き添いのボランティアの男性から「今から彼女はパフォーマンスの準備をするから邪魔をしないでね」と窘められるとわーいと叫びながら走り去り、

「遊ぶだけ遊んでみてはいかないのねぇ。。」と突っ込みを入れながら開演したら、結局アコーディオンの音色とともに戻ってきて、Lejoさんの隣に座って観てくれてました。

「ヤンチャっ子たち、最後まで集中してみてくれるかな?途中で大騒ぎしないかな?」と案じつたけれど、最終的には最後までしっかり。

(そのあと熱烈にカカシくんに絡みなかなかしまわせてくれなかったけど)

あとで付き添いの男性が教えてくれたことは、彼らはトルコ語があまり喋れない様子で、おそらくクルド系の子どもたちであったろう、ということでした。

お世話になった 事務局のMs.Simge!!ホテルのロビーに彼女がデスクを構えていたので、毎日お話しするお友達になりました・。記念撮影をしようとしたらなぜか一緒に写っていたフランスの陽気なみなさんと!!(ひそかに、photo by Lejoさんだったり。。)

ひとつひとつの眼差しは窓であり、その中に燃える星が見えます。

人形のいのちを捉えるとき、それを観る人のいのちの炎が人形に呼応して燃えているのを感じられることがあります。

ほんとうに微細な手応えで、終わってしまうと儚い、夢であったのかもしれない、と思わせるような、ひとときの星との出逢いですけれど、

そのとき、たしかに人形たちは、遠い遠い道のりを超えてたどり着いたその国で、その街のひとびとに出逢っていたのだと思います。

人形にキスをしに来てくれてありがとう。

最後までみてくださってありがとう。

もっともっと、しなやかに強く人形遣いとして立てるようになりたいと思いました。

まだまだ、できること、すべきことがたくさんあるぞ。

また、あなたたちの星の火を分けて貰えるように、なんどもなんども立ち上がり、また、なんどもなんども旅立てますように。

   風邪で自重したため町の探索が遅れましたが、最終日とうとう名物のKonak(大時計)まで行けたよ!の図。

パフォーマンスを観に来てくださったみなさま、貴重な機会を与えてくださったI zmir international puppetry days の事務局のみなさま、いとしいワークショップ参加者のみなさま、アテンドをしてくれたボランティアスタッフのみなさま、参加カンパニーのみなさま、お世話になったホテルのみなさま、運転手のみなさま、Izmirで出逢った全てのみなさま、日本から応援してくださったみなさまに心から御礼もうしあげます。

ありがとうございました。

どうぞ、また、お会いできますように。

         陽気な旅の相棒、アランパットン氏にもThank you sooooooooomuch!!!

       Tan-Ton!! in Izmir 2018!!

2018/03/13 長井望美

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