背骨を伸ばしたりちぢめたりするうちに、3月もあっというまに終わってしまった…。
3月後半の備忘録
3/15~18、実家のある兵庫県に帰省してきました。
お目当て①はこいつです…↓
大阪市立東洋陶磁美術館「胡人俑展」!!
実は正月帰省時に「これを見てから帰郷しよう!!」と勇んで美術館の前まで行ったんですが、閉館中だったんですね…。
リベンジで行ってまいりました。
行ってよかった。素晴らしかったです、胡人俑。
わたしは大学生時代、工芸科陶磁コースに所属していました。
粘土いじってるとどうしても人形や生き物の形になっちゃうのでオリジナル埴輪や土偶?みたいな作品を制作をしておりました。(人形劇前夜。)
そのころから「つちもののひとがた」に強い興味があります。
素材の寿命の長さから、土偶・埴輪は、現存する最古の人形の部類。
…むかしむかしの人類がどのように「にんげん」を捉えて作ったのか、
なにが原動力になって人類は「にんぎょう」を作ることになったのか?
興味の尽きないこと…!!
今回展示されていた胡人俑は、手でひねって造形しているうちに楽しくなってしまったんやね!!という躍動感あるポーズや、対象への愛情のこもった独特な観察眼、斬新なファッション(!)、後ろ姿の愛らしいフォルム、人形同士(駱駝と駱駝使い)の信頼感が目に見えたり、生き生きとして、独創的で、愛しい、素晴らしい「ひとがた」たちでした。
一緒に行った母いわく、
「これが何千年も前に作られたものなんだものねぇ。
現代の作品のほうが素晴らしい、って簡単に言えないね。
人間の文明の進化ってなんなんやろう、と思ってしまうねぇ?」
………まことに。
あの、生命の鮮やかさには、作り手として悔しいけれど、簡単におっつけない。。
作り手の才能もさることながら、現在より生きる環境等は厳しかったのでしょうけれど、
生命の鮮やかな時代であったことでしょう。
同時開催の「いまを表現する人間像展」に、『海辺のちさ』原点の「うみのこ」の作者イケムラレイコさんの作品も展示されておりました。
こちらは、「ぴよーーーーん」前夜かな…。
お目当て②はもちろん↓
海………!!
半分寝っ転がって眠りながら海をみていました。
時間の推移とともに、空を映して変わっていく様相が面白かったです。
お目当て③和歌山の甥っ子姪っ子のところに遊びにいく…!!には、体力がおっつかず断念…(;>_<;)
海の音を胸に残して帰京。
クリエイションの日々を送っております…。
北井あけみさんとの稽古、コツコツ、てくてくと…。
(4月に続く)
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