あっというまにGWも終盤です。
週末は気持ちの良い天候が続きましたね。
あいもかわらず、キャリー・カートに人形と道具を満載して歩道を歩いたり、
夜っぴいて針と糸と格闘する日々を送っています。
先週頭にDMを発送させていただきました。
(「うちには届いていないが、フライヤーを送って欲しい!」という方はご一報くださいね!!)
ご挨拶文をこちらにも載せさせていただきます…↓
「舞台は総合芸術」ということがよく言われます。
(総合芸術:音楽,絵画,建築,舞踊など複数の分野の芸術の混交によって創造される一つの統一的な芸術。)
舞台をつくるときに思うことは、”芸術能力”以外にも、それこそ、幼稚園小中高校からやってきたこと全てを総動員してかからにゃ「おっつかんぞォ……。」ということ…
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主題をまとめて共有する能力、セットの寸法の割り出し計算、のこぎり金槌をふるう技術、公演日程・集客見込みと座席の計算、舞台セットやフライヤーを作る美術力、劇中の音楽をつくり・会場で心地よい音量を調整すること、舞台で駆け回る運動神経、のみならず稽古・仕込みのための荷運び体力、公演の収支を合わせる算盤勘定も、おやつやケイタリングの采配も、未来の魅力を伝える広報能力……膨大な事柄の総集編です。
「時間も手間もかかるし効率化できないことも多いし、舞台ってたいへんなんだよなぁ…。。。。。。」
なかでも人形劇は、ことさら手間のかかる 舞台やと思います。
人形を作る時間やら、遣い手がものと親しむ時間、調整作業等等…。
「ショートカット・キーはないのかな?」と暗澹とした気分になる日もあるのですが、
(こういったことは、全ての分野の方がそれぞれ思っていることと存じますが…)
「あれ、でも、これって何かに似てないかい???」
……そうだ、生活そのものなんだ。
「生きていく」ためには、「わたし」は万能ではないけれど、あらゆる分野の持っているスキルを総動員して必要なことをやらねばなりません。
生きるって、時間も手間もかかるし、近道できないことばかり。
PCの処理能力とか、新幹線とか飛行機とか、SNSとか、時給換算とかGBとか、
華々しいスピードのものに目くらましを喰らって、
なんだか、人間はもっとスピーディでスマートに生きられるのではないか、というイメージを頭デッカチに抱いてしまうことがあって、
実際に手を動かして人と話し、自らの足で歩く速さのギャップには戸惑うのですが、
どれだけ文明や機械類が発達しても、わたしたちは自身が地面を蹴って歩く速度から遠く離れて生きていくことはできないのでしょう。
歩く速さでつくり続けられたらいい。
おそらく、人間が自分の足で歩き続ける限り、舞台も人形劇もなくならないでしょう。
……「人生は総合芸術説」「創作は歩行速度説」について考えていたら、
音楽家のアリサちゃんから曲のスケッチが届きました。
素敵な音楽劇になりそうです!
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初期のイメージスケッチたち
がんばれちさ…