新年明けましておめでとうございます。 今年(?)の年末年始はなんだか混沌とした出来事の立て続けで、今頃になってひとごこち、目をパチクリとさせています。 文楽の人形遣いさんのご本に、「目を覚まして一番最初に身体が動くことを確認する。動く自分を発見して、布団の中で感謝して1日が始まる」というような文章がありました。
(たしか…うろ覚えですが…) 自発的に動かない、いのちの無い人形を普段から相手している職業人ゆえの言葉かなぁ、と思ったのですが、ほんまになぁ‥。 太陽がのぼり、今日も身体が動くぞ、うわぁ〜い!!というところに、いっつも戻って来られるといいなぁ。 日々の生活のなかで色んなことを忘れてすぐ驕ってしまったり、悩みの淵に沈んでしまうのだけれど、 目が覚めて動くぜ立ち上がれるぞ、ということを喜んで日々を送りたいなぁと思います。
元旦は初日の出を見に須磨の海へ。 今年は天候が良く、浜辺も温かで、そしてなんだか太陽のかたちが鮮明でした。 海岸の出待ち(笑)、年々人が増えている気がします‥若い方が多かった! 潮風にのって耳に飛び込んで来る会話もなにやら初々しく微笑ましいものがおおく、あぁ、街が元気なのだな、なんだか良いなぁと思いました。
3日には大阪に戻られた人形遣いの北井あけみ先輩と新春文楽を観に日本橋の国立文楽劇場へ。 初日の午後の部、三業のバシッと合って目の覚める感じが少なく、今年はちょっとパンチが弱かったかなぁ‥。 時代が変わり、演目の作られた頃のリアリティが失われてゆく中でなにをどう捉えてやってゆきはるのか、課題は多いのだろう、と思いますが、世界に誇る日本の人形芸、現代人としての発見も重ねあわせて、次世代にも魅力的に輝く芸事であってほしいなあ、と思います。 ひとりの人形劇ファンとして期待応援しております ‥ここ数年恒例の正月3日の文楽劇場行きですが、大阪に人形仲間おらず、誰かと一緒に行くのは今年初めてでした‥㊗️2人文楽‼️ 幕間にお弁当いただいたり、終演後お話ししたり楽しかった。 観劇って楽しいですよ〜!! 広がれ、観劇習慣‥🙌
4日に旧友のご実家を訪ねて、ひさびさに大阪の池田市へ。 山緑が多く、阪急電車(日本一美しい電車!)が通り、様子の落ち着いた美しい場所です。
年末に、唐突に、惜しまれ、きれいなまま、同窓生が遠くに旅立っていきました。 誰かが喪われるということは、残された人間それぞれにたくさんのことを教えてくれるのだなぁ、と思いました。 時期はそれぞれだけれど、やがて誰もがいなくなります。
日々いろんなことに捕らわれ、絡み取られて、必死で泣いて笑って悶えて、時間は飛んでゆきます。 精一杯 雲を笑い飛ばそう。 人生はうつくしい、と天井桟敷の女優さんが言っておられました。 自分の時計が止まるまでは、自分の目と足でしっかり歩きたい。
さて。今年はどんな一年になるでしょうか。 目標は、引き続き、技芸上達! 皆さまにお目にかかる機会をもっと増やしてゆけますように。 今年は、加えて、去年よりも人形以外のことにももっと目を向けていきたいな、と思います。 なんだかんだいよいよ人形劇歴15年に突入してしまうようです。 わー‥!!!
感謝を忘れず、積極的に活動を続けていきたいです。
いつもありがとうございます! 今年もどうぞ宜しくお願いいたします!!
帰省中に甥っ子が「写真撮ってあげる!」と言って描いてくれた 長井(左)とニャンコロコロミ(右)。
いい笑顔に撮れてる!!!