5月18日、ウニマ総会シンポジウムでのお話 & パペットスラムでのパフォーマンス、無事に終了いたしました!
日本ウニマのみなさま、実行委員のみなさま、ひとみ座のみなさまに御礼申し上げます。 ありがとうございました!!
ひよっこのアウトサイダーがウニマ公式の場に出て大丈夫なのだろうか???と煩悶もあったのですが、温かい一日を過ごさせていただきました。
ひとみ座を再訪し、懐かしい方々にひさしぶりにお会いできたことも嬉しかったです。
プラハでの街頭上演。@PQ2011。 写真は舞台美術家の故・島次郎さんに撮影していただいたもの。
渡航上演について:
世の流れのスピードに対し非効率の代名詞・??人形劇を志す若い世代は、場を得ていくこと・成長していくこと・継続していくことに今後ますます苦労することになって行くだろう、と思っています。 日本には公設の人形劇教育機関がない分、良くも悪くも、色んなところから志す人は現れ、個々人の必然と場を求めて、今後、ますます、人形の形式、技術、活動形態は多様化していくでしょう。
日本人が志すからには、先人の仕事を学び、脈絡をもたないと、日本には豊かな人形劇歴史があるので(ない国で頑張っている人もいますから)めちゃくちゃもったいない!!!!!と思いますが、現在のシーンの状況では、若い人間が、歴史と現在の自己を関連付ける時間を得るのは結構難しい、と経験を通して感じます。
集団に入る人は、その集団の方針でやっていくことが求められますし、
個人規模でやる人間は目を皿のようにしないとなかなか学びの場所がみつからない。(上演の場も、職も…)。
(個人で活動してゆくことの自由さと継続のハードさよ!!)
中間の…個人や集団として利害が生じる以前の、修練ができる場所、
「学校」という存在は、歴史や哲学、技術を学び、自分のやりたいことの発見と、それらをヨリ合わせて行く時間をもち、その後の自分の活動形態を選択する、という重要な機関なのだなぁ、と東欧の人形劇学校を見学した際に思いました。
日本の人形劇学校、なんとかできないのかなぁ…。
各国にそれぞれ歴史背景が有り、人形劇文化が形作られています。
渡航すると、”日本人形劇”は西欧の舞台人の尊敬を集める存在である、と感じますが、
(素晴らしい人形劇と素晴らしい遣い手について、ですが)
残念ながら、今現在、ほとんどの日本人の生活の中に人形劇はありません。
かつて人形劇は日本社会において、確かに果たしていた役割があったのだと思いますが、
それらの多くは、いまでは他のものがその場所を満たしています。
なんだか日本の人形劇というものは宙に浮いてしまっているな、
わたしも宙に浮いているな、と感じることがありますが、
じゃあ、なんでいまやるのだろうか、とか
どこでやるか、とか、
だれによろこんでもらえるか、とか。
なにが必要でやっているか??とか。
おもしろいのか??とか。
どうしたら人々と接点をもてるのか、とか。
暫定でも、問いかけて答えを探しながら、自分の人形劇の居場所、根付ける場所を探してゆくことが、わたしたちの世代…特に活動形態がインディペンデントだから、ということもあると思いますが…やっていかないと続けていかれないことであるな、と思います。
30~40代、渡航上演を行う人がふえているのだとしたら、場を求め続ける上での、選択肢の一端なのでしょう。
べらぼうに面白いもの、べらぼうに素晴らしい人形劇が…混沌の中から、また出てくるのか、いつか。
混沌にあっても、人形劇に技芸が必要であることは変わらないと思います。
どこで上演を行っていくにせよ、稽古や作る場所…活動拠点というものが非常に重要だな、とこのところ思います。
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バタバタと色々な事務やら取り組みやらを始めた春でした。
順を追って活動をお知らせできるように、すこしずつ形にしてゆきたいと思います!
6月公演、DM発送をさせていただきましたm(_ _)m!
ご予約絶賛受付中です!!
上演チームもぼちぼちエンジンをかけていかねば。。。 お時間あいましたら、ぜひ、遊びにいらしてください(^v^)!!
「Tシャツと人形劇、黒Tシャツとパントマイム」
人形遣い長井望美×マイマー国井美和子
2019年6月28日~30日@祖師谷大蔵MURIWUI屋上劇場