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執筆者の写真nemuridorinagai

6月、きみと名前。(6月公演タイトルの由来など)


アメリカに「bread and puppet theater」という名前の人形劇団があるそうです。

地方の村で皆で共同生活をしながら、農業や牧畜を行い、藁と土を練り巨大な人形を作って祝祭人形劇みたいなことをやる芸術団体…だそうです。

「パンと人形劇」。 暮らし・人間の生命の糧と、人形劇。 チェコには「bohaty a loutky」という人形劇団があるそうです。

「お菓子と人形劇」という意味だと現地の方に聞いた記憶が。。。

(たしか、たぶん。。さっきgoogle訳してみると、「贅沢ものと人形劇」という意味が出ました。意訳だったのか、長井の記憶違いなのか??)

人形劇文化国家チェコの街の情景の一コマとして、おやつと人形劇を楽しみに、劇場に笑いながら駆けてゆくこどもたちの姿が目に浮かぶような名前だと思いました。

あの子、出演予定です!衣装を新調する前に、裸の皮膚を貼り直したところ。。。

6月公演を企画するときに、

「今回は日々の中の人形劇をテーマにやりたい」ということと、

「その考え方を応用すると、今、日本では‥なにと人形劇‥という名前がしっくりくるのなのかな??」ということとを思いました。 つらつらと考え、「日本の人形劇」では曖昧で、多様で、広漠としていま、わたしに捉えられることではないな、とアプローチを諦め、 ……では、範囲を狭めてみて、 わたしにとっては、「なにと人形劇」‥と言ったらしっくり来るだろうか?

…午前中から稽古できる日に、朝ごはんを済ませいそいそと人形に手を差し入れる瞬間が好きです。 また、夜寝る直前まで人形をあーだこーだできる日は、なんのこっちゃ幸せな日なのだろうと思います。 朝、布団からでて、Tシャツに着替えて人形を手に取り、夜眠る前にTシャツを脱ぐ前に人形を置き‥

食べ物ではなくて、纏うもの。 血肉ではなくて、皮膚となるもの。 目を覚ましてから、眠りにつくまで、その間にあるもの。 どこからきたかわからないけれど、いつの間にか根付き、日本の感性や素材、生活習慣に複雑に混ざり込み、今やわたしたちの日常の一部になっているもの。 名前は横文字。下手すればアルファベット。 近しいけれど脱いでしまえる皮膚。

でもまた纏うもの。

今日も明日も押し入れの衣装ケースで、窓際のハンガーで手に取られるのを待っている暮らしの相棒… (あっ) そうか、 「Tシャツと人形劇 」だ!!

写真は2013年、「ねむり鳥版黄色のトマト」@ひまわりホール。長井望美(右)×国井美和子(左)二人組んでの公演第一弾となった作品。

2017年より自主企画公演を定期的にはじめました。 人形たちの日々と、ご覧くださる方の日々が交わる時間・機会を定期的に持てたらな、と思っております。 ムリウイでの公演は回数を重ね、東京でのひとつのホームベース化してきました。 (店主タケシさんと、それぞれのユニット・上演チームのみんな、足を運んでくださったみなさまに大感謝!!!) 6月公演は、そんな場所にみなさんに気軽に足を運んでいただき、気軽にお迎えする公演にしたいな、 それまで淡々と、粛々と日々を送り公演に向かえたら‥と妄想しておりましたが、

……まぁ、もう、春から色んなことが起こること起こることーーー!!! 「日常」というものは日々重ねてゆくものだけれど、不測の事態の連続で同じ日常は2度とはやってこないのだ、と思い改めました。 昨日と今日は同じ日にはならないです。 明日も絶対に今日とは違う日です。

淡々とも粛々ともできず、ドタバタな日々ですが、 そんなわけで、今日の人形劇は今日しかできないようです。 6月の公演も、この6月にしかみられない人形劇になることでしょう!! ぜひ、お見逃しなく~!!!

お気軽に、遊びにいらしていただけましたらば幸いです!! ご予約絶賛受付中です。

お席まだまだご用意ございますが、 金曜日の夜から早めに埋まってゆく予感がしております‥。

お問い合わせお待ちしております<(_ _)>


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「Tシャツと人形劇、黒Tシャツとパントマイム」

人形遣い長井望美×マイマー国井美和子

2019年6月28日~30日@祖師谷大蔵MURIWUI屋上劇場


2013年、黄色のトマト、ペムペムとネリ人形が渋い。二人共若い。いえ、美和子さんはいつまでも歳をとりません。。。

国井美和子さんのこと、今回の公演の人形については次回…!!!



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