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執筆者の写真nemuridorinagai

February


2月のgenre:Grayアシスタント月間は無事に終了しました。

昨年からの、またそのずっと以前からの、様々な流れがひとつ帰結した月やったんかなぁ、と思います。

今となっては幻のような2月、逃げてった2月、多くの魅力的な人や場所にお会いしたことに吃驚しております。

どうぞ、またどこかで再びお目にかかれますように。

パリのAssociation Culturelle Franco-Japonaise TENRI の Espace Bertin Poireeで2月10日~17日に開催された“festival NINGYO” にgenre:Gray作品として、人形遣い・北井あけみさんの『鳥の物語』が招聘され、長井は音響オペレーターとして同行させていただきました。

                   フェス会場・ベアタンポアレの前で!

作品上演とフェス観劇で一週間のパリ滞在でした。

オーガナイズしてくださったcie Tsurukamのお2人のこと、現地スタッフ含め上演チームのこと、宿泊先のこと、友人を訪ねる小冒険、リュクサンブール公園の人形劇場、などなど…おもしろエピソードが多すぎて語りきれないのですが、冬のパリの灰色の空の下をずっと歩いたこと、スーパー「fran prix」に通い自炊生活したこと(旅先のスーパーは面白い)、フェスの若手人形劇カンパニーのレベルが非常に高く、操作も巧みでアイディアが非常に面白かったこと、妹・遥香に連れて行ってもらった地元レストランがめちゃくちゃ美味であったことを特記しておきたいと思います。

北井あけみさんは大阪のご出身で(東京で知り合ったのですが、同郷の方やったと後ほど判明)ずっと東京で人形遣い修行や創作活動をして来られた先輩です。

…公演ソワレでは、ラスト数分で集中しすぎた最後列の女性客が卒倒するというアクシデント!!現地照明スタッフ・ファブリスさんが卓から乗り出してキューシートでパタパタと彼女を仰いでいた光景が目に焼き付いております…。

世界に輝く文化の都・フランスでのソロ作品上演、現地のお客さまからも熱い拍手を受け、充実した公演やったなぁ、と振り返ります。

おつかれさまでした!!

    あけみさん&ノートルダム・ド・パリ。中には入れなかった。。。

       終演後!!照明ファブリスさん、パリの戦士・衣裳家の遥香、あけみさん、長井、Cie Tsurukamのかおりさん。

帰国二日後から、genre:Gray『語りと、人形と「夜長姫と耳男」』のお手伝いスタッフとしてキラリ✩ふじみに劇場入り。時差ボケ来るかな?と心配したけれど、忙しく動き回っているうちにどうやら無事に乗り切ってしまったようです。

毎度ながら女性スタッフの多い現場、「レストラン」(楽屋の一つが賄い場となる)でのお姐さま達の会話に大爆笑…。フランスパン・クレーマー事件など、この現場も事件盛りだくさんやったなぁ…。

キラリ✩ふじみは、時間の流れのゆったりとした、ほんとうに良い劇場だなぁ、と思います。今回はマルチホールの可動床を下げて枡席のような客席組をしていましたが、等身大胴串人形の舞台を見やすい、という、日本では非常にレアな、また作品の雰囲気にも合った面白い会場になっていました。

キラリ✩でのg.G.の公演は昨年わたしも参加させていただいた『水仙月の四日』に引き続き二年目でしたが、今年は昨年より地元のお客さまが増えたそうです。

続いていくことは、大変なことではありますが、とても偉大なことであるなぁ、と思いました。

盛況&無事の終演、おめでとうございました!

さて、3月に突入です!

絶賛アシスタント祭を駈け抜けて、自分の稽古に戻ります 。

今月は怒涛の稽古三昧!!

4月2日(日)なにわ人形芝居フェスティバル『月の仔』上演、

6月末 Cor Glass Fools!『花の降る日』に向けて愉快な仲間たちと、鋭意クリエイション中!!

また、4月にもうひとつ、大阪で素敵な企画が立ち上がりそうです。

詳細はまた次回…。がんば・る・ぜー!!!

締めは奇跡のパリジェンヌ・キャラメルちゃん!!ベアタンポアレ近くのレストランのテーブルの下に潜んでいて、ありとあらゆるチャーミングな手段でご飯をおねだりしてきます。激可愛いかった…。

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